大学受験 Y-SAPIX

難関大学の現役合格を目指す、高校生と中高一貫校に通う中学生のための進学塾、Y-SAPIX(ワイサピックス)です。 最新の大学入試情報などの大学受験に関わることや、大学紹介、勉強方法などを発信していきます。

大学受験 Y-SAPIX

難関大学の現役合格を目指す、高校生と中高一貫校に通う中学生のための進学塾、Y-SAPIX(ワイサピックス)です。 最新の大学入試情報などの大学受験に関わることや、大学紹介、勉強方法などを発信していきます。

マガジン

世界史・こぼれ話

すべて見る
  • 7本

世界史こぼれ話#7/大洪水 神の恵みか懲罰か

毎年3月22日は、国際連合が定めた「世界水の日」です。 この日は、水の大切さ・綺麗で安全な水を使えるようにすることの重要性について,民族・国家の枠を超えて世界中の人々が考えるための日です。 水は人間が生きていく上で欠かせない資源です。 日常生活では飲用・風呂・洗濯・排水など用途を挙げればキリがありませんね。 一方で、水は人々の命を奪う脅威にもなります。 その一例が大河の洪水です。 今回はそんな「世界水の日」に因み、大河の洪水にまつわる歴史を学んでいきましょう! ⬛︎

スキ
5

世界史こぼれ話#6/3月8日国際女性デーに寄せて

日本ではなじみが薄いですが、3月8日は国際女性デーです。この日は世界各地で重要な記念日に位置づけられ、祝祭日に指定している国もあります。 イタリアでは「ミモザの日」として知られ、男性が日頃の感謝を込めて、母親や妻、友人や会社の同僚など、自分の周りの女性にミモザの花を贈る習慣があります。この習慣は、イタリアを超えて多くの国々に広まっています。 ■世界史で活躍する女性たちわれわれが学ぶ世界史にはさまざまな女性たちが登場します。 カルマル同盟の盟主となったデンマークのマルグレー

スキ
12

世界史こぼれ話#5/ベートーヴェンの苦悩と「第九」から見える世界

いろいろあった2022年も終わりが近づいてきました。年末と言えば毎年テレビCMや商店街のBGMなどで「第九」のメロディーを耳にする機会が多くなるのではないでしょうか。 今回はベートーヴェンの「第九」について深掘りしたいと思います。 ■ベートーヴェン最後の交響曲作曲者のルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770~1827)は、ハイドン、モーツァルトと並ぶ古典派を代表する音楽家であり、後のロマン派音楽の先駆者でもありました。 幼少から演奏活動を活発に行うなど豊かな才能を示

スキ
19

世界史こぼれ話#4/聖ゲオルギオスとジョージア略史

きょう、11月23日は「勤労感謝の日」。 勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝し合う日とされています。 ところで。 日本と同じように、11月23日を国民の祝日とする国があります。その国はどこでしょうか? それは…ジョージアです。 今回は世界史の中でもクローズアップされにくいジョージアという国について、深掘りしていきます! ■聖ゲオルギオスの日ジョージア(Georgia)という国名は、同国の守護聖人である聖ゲオルギオス[英名:聖ジョージ(George)]に由来します

スキ
40

数学・こぼれ話

すべて見る
  • 15本

模試・教材制作の現場から【数学編】

徹底分析でトレンドを押さえる  思考力・表現力を養い合格へ導く 受験生にとって教材と模試は、志望校に合格するための重要なサポートツールです。Y-SAPIXではそれらをどのように制作しているのでしょうか。数学の教材と模試の制作にも携わるY-SAPIXお茶の水校の八木政樹先生に、その過程や思いを聞きました。 人の目によるていねいな校正 「解答・解説」は教材の要 ――Y-SAPIXでは教材をどのように作っているのでしょうか。また、掲載する問題はどのように決めているのか教えてくださ

スキ
8

数学こぼれ話#14 お役立ちシリーズvol.7~定積分の「意味」を知ろう~

今回のテーマは「積分法」です。面積を計算できる図形の幅が格段に広がる素晴らしい単元ですが、「なんとなくモヤッとする…」となりやすい単元でもあります。数Ⅱの大トリである積分法、この機会に疑問点を解消してしまいましょう。少し進んだ内容も含まれるので、得意な方も必見です! 定積分≠面積 さて、さっそく確認すると 定積分と面積は別物 なのは、大丈夫でしょうか? 確かに、定積分を計算して負の値が出てくることはよくありますね。しかし、放物線と直線で囲まれた図形の面積を求めるときに使

スキ
15

数学こぼれ話#13 深掘りシリーズ vol.4~高校生からの記号論理学~

皆さん、こんにちは。Y-SAPIX数学科では、「一歩先の理解」を目指す方々を対象に、「深掘りシリーズ」の記事を発信していきます。 今回のテーマは「全称($${\forall}$$)と存在($${\exist}$$)」です。高校生には馴染みが薄いものの、これらの理解を試す入試問題は、ときどき出題されています。また、大学以降の数学を深く学んでいくためには欠かせません。普段の数学から少しだけ背伸びして、視野を広げてみましょう! 〇「条件」を「命題」へと変えるものまずは用語の確認

スキ
21

数学こぼれ話#12 お役立ちシリーズvol.6 ~「内積」の疑問を解消!~  

今回のテーマは「ベクトルの内積」です。図形を深く調べるために欠かせない演算ですが $${\overrightarrow{OA}}$$$${\cdot}$$$${\overrightarrow{OB}}$$$${=}$$$${\mid}$$$${\overrightarrow{OA}}$$$${\mid}$$$${\mid}$$$${\overrightarrow{OB}}$$$${\mid}$$$${cosθ}$$ という定義を初めて見ると、どうしても唐突な印象を抱いてし

スキ
24

リベラル書籍紹介

このマガジンでは、Y-SAPIXのオリジナル授業「リベラル読解論述研究」で使用した書籍を紹介していきます。

すべて見る
  • 26本

リベラル書籍紹介#26 『不平等を考えるー政治理論入門』斎藤 純一

この連載ではY-SAPIXのオリジナル科目「リベラル読解論述研究」で使用した書籍について、担当する職員が紹介していきます。 今回は、高校生が2月期で使用した 『不平等を考えるー政治理論入門』です。 この本、面白いタイトルですね。本書における「不平等」な事態とは、「値しない」(=不当な)有利-不利が社会の制度や慣行のもとで生じ、再生産されている事態を指します。 これとの関連で「運の平等主義」という概念が出てきます。本人に帰責することのできない、諸事情によって引き起こされる

スキ
11

リベラル書籍紹介#25 『アートは資本主義の行方を予言するー画商が語る戦後七〇年の美術潮流』山本 豊津

この連載ではY-SAPIXのオリジナル科目「リベラル読解論述研究」で使用した書籍について、担当する職員が紹介していきます。 今回は、高校生が1月期で使用した 『アートは資本主義の行方を予言するー画商が語る戦後七〇年の美術潮流』です。 みなさま、突然ですが芸術はお好きですか?  とりわけ現代アートと言われる作品群、いかがでしょう? 「正直よくわからないなぁ」という人も多いのではないでしょうか。 実際わたくしも高校時代、世界史の資料集で「泉」や「マリリン」といった作品を見て

スキ
19

リベラル書籍紹介#24 『おもしろ古典教室』上野誠

この連載ではY-SAPIXのオリジナル科目「リベラル読解論述研究」で使用した書籍について、担当する職員が紹介していきます。 今回は、中学1年生が12月期・冬期で使用した『おもしろ古典教室』です。 これは本書第一章のある節の小見出しです。やや奇をてらった表現に思えますが、読者の皆様はどのように感じるでしょうか。 もともと古典が好きでない方は「その通りだ」と共感するかもしれませんし、古典が好きな方はどう反論しようかと考えるかもしれません。 古典の価値を否定するこの言葉は、

スキ
20

リベラル書籍紹介#23 『噓つきアーニャの真っ赤な真実』米原 万里

この連載ではY-SAPIXのオリジナル科目「リベラル読解論述研究」で使用した書籍について、担当する職員が紹介していきます。 今回は、高校生11月期で使用した『噓つきアーニャの真っ赤な真実』です。 〇書籍の概要本書は、著者が1960年代のプラハにあったソビエト学校で少女時代を過ごした時の体験を元に書かれたエッセイです。三つのエピソードが掲載されていますが、中でも表題となっている『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』は、ナショナリズムとアイデンティティについて深く考えさせられる内容

スキ
23

大学歴訪録

すべて見る
  • 13本

大学歴訪録#14 中央大学

大改革の年、2023年を迎え 文理融合・連携へと大きく舵を切る 1978年、都心の他大学に先駆けていち早く多摩地区にキャンパスを移した中央大学が、2023年に法学部を茗荷谷キャンパスへ移転し、多摩と都心で二大キャンパスを形成します。今、中央大学で何が起こっているのでしょうか。2021年5月から学長を務める河合久先生に、SAPIX YOZEMI GROUPの髙宮敏郎共同代表がお話を伺いました。 2023年、法学部は 茗荷谷キャンパスへ 髙宮 本日は車で伺ったのですが、キャン

スキ
15

大学歴訪録#13 東京外国語大学

言語と国・地域の学びに特化した 日本唯一の国立外国語大学 東京外国語大学は日本に1校しか存在しない国立の外国語大学です。およそ150年の歴史を持ち、明治維新以降、海外で活躍する多くの人材を輩出しています。2019年4月から学長を務めている林佳世子先生に、SAPIX YOZEMI GROUPの髙宮敏郎共同代表がお話を伺いました。 大学名の英語表記に 込められた意味とは 髙宮 貴学の英語表記は、Tokyo University of Foreign Studiesです。Fore

スキ
79

大学歴訪録 #12 名古屋大学

仲間と切磋琢磨する環境こそが大切 「勇気ある知識人」を育む総合大学  1939年に最後の帝国大学として誕生した名古屋大学は、医学部を源流としながらも、現在では文系・理系9学部を擁する総合大学となっています。2020年には、隣県にある岐阜大学との経営統合が大きな話題に。2022年4月に総長に就任した杉山直先生に、SAPIX YOZEMI GROUPの髙宮敏郎共同代表がお話を伺いました。 国内外二つの大学で “梁山泊”を体験 髙宮 杉山先生は2022年4月、名古屋大学総長に就任

スキ
48

大学歴訪録 #11 九州大学

「基幹教育」と「総合知」で 新時代を切り開く総合大学 旧七帝大の一校として創立されて以来、長い歴史を積み重ねてきた九州大学は、今世紀に入ってから広大な敷地を誇る伊都キャンパスに移転したことが話題を呼びました。2020年10月に総長に就任した石橋達朗先生に、SAPIX YOZEMI GROUPの髙宮敏郎共同代表がお話を伺いました。 現在も生き続けている 山川健次郎の建学の精神 髙宮 この大学歴訪録では毎回、創立から長い年月を経ても変わらないもの、時代の変遷に合わせて変えてきた

スキ
35

英語・こぼれ話

すべて見る
  • 7本

英語こぼれ話#7 「art」とは何か?

みなさん、こんにちは。 いよいよ、国公立大学の2次試験が目前に迫る時期になりました。 受験生の皆さんを応援する意味も込めて、今回の英語こぼれ話では、入試の長文読解などで頻出する単語を一つピックアップし、深堀りしていきたいと思います。 その単語とは、ズバリ「art」です。 突然ですが、皆さんは「アート」という言葉を聞くとどんなものを連想しますか? 「現代アート」、「バルーンアート」、「音楽フェスの出演アーティスト」などなど……多くの人は、artという英語から、「芸術、美術

スキ
11

英語こぼれ話#6 和文英訳クリニック ~自動詞・他動詞はなぜ大事?

みなさん、こんにちは。 大学受験塾Y-SAPIXの英語科講師が、英語にまつわる豆知識をお届けしている企画の第6回目です。 私ごとですが、 ふだんY-SAPIXで英語の授業を行うときには、なるべく難しい文法用語を使わないようにしています。英語の授業中に「連鎖関係代名詞」とか、「時・条件の副詞節を導く従位接続詞」とか、専門的な用語を連呼されたら、皆さんもウンザリしてしまいますよね? しかし そんな私でも、生徒の皆さん(特に高校生)に「これだけは理解しておいてほしい!」と

スキ
17

英語こぼれ話#5 和文英訳クリニック ~これって単数?複数?「集合名詞」の世界~

みなさん、こんにちは。 大学受験塾Y-SAPIXの英語科講師が、英語にまつわる豆知識をお届けしている企画の第5回目です。 和文英訳や自由英作文の問題を解いてもらうとき、生徒の皆さんに筆者が口を酸っぱくして言っているのは、 「名詞の『数』を意識すること!」 です。 「I am student.」「He have a lot of book.」などというミスは、中1生から時には高3に至るまですべての中高生がやってしまうケアレスミスの代表格です。 しかし皆さんは、「あれ?この

スキ
29

英語こぼれ話#4 和文英訳クリニック ~「の」徹底攻略~

みなさん、こんにちは。 大学受験塾Y-SAPIXの英語科講師が、英語にまつわる豆知識をお届けしている企画の第4回目です。 これまでの3回で、単語の語源、代名詞の話をしてきました。 今回は、助詞「の」についてです。 突然ですが、みなさんは和文英訳問題の対策はしていますか? 自由英作文と比べて、和文英訳は書くことが決まっているので、いくらか楽そうに思えるかもしれません。 しかし、一見簡単に訳せそうな日本語文でも、その文が言いたいことを正しく読み取れておらず、かなり意味のズ

スキ
35