
共通テスト本番前日の確認事項8選!
※この記事は2023年1月14日(土)・15日(日)に実施される大学入学共通テストの受験生・ご家族などのサポーターの方々を対象としております。
毎年およそ50万人ほどが受験する大学入学共通テストが迫ってきています。
残りの時間で、学力が劇的に変わることはないと思います。
しかし、学力以外の準備を怠ってしまったらせっかくの努力が水の泡です!
今回はそんな試験内容「以外」のところで不意打ちを喰らってしまった先人たちの事例と対処法をインシデントレポート形式でご紹介します。
どうか同じ轍を踏まないよう、役立ててください。
※インシデントレポート
主に医療現場で使われる、事故につながりかねないような出来事(インシデント)に関する報告書のこと。事例を分析し、類似するインシデントの再発や、事故・過誤の発生を未然に防止することを目的として作成される。
■食事編
①前日の食事は、普段通りに。
②試験日の昼食は前日までに準備しておこう。
「普段通り」でいかなかった場合は、以下のようになる可能性があります。
・験担ぎで前日の夕飯にカツを食べたら胃がもたれて眠れず、当日寝不足で思った力が出せなかった。(職員)
・試験のために宿泊したホテルでの食事が合わず、体調を崩してしまった。(インストラクター)
・気合を入れて朝ごはんを多めに食べたら、会場に向かう途中で腹痛に……。(インストラクター)
ゲン担ぎは悪くありません。受験前日、当日だからといって特別なことはせず、普段どおりに過ごしましょう。
かつ丼が食べたい!という場合は、食べ過ぎなければ大丈夫です。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」ともいいますよね。
また、試験当日の昼食を休憩時間に現地調達をするのは、避けましょう。
予想以上に混雑していてスムーズに食事ができないかもしれません。
■体調管理編
③マスクは2枚。着用分と予備分。フェイスシールドのみは不可。
④当日に体調不良になっても、追試験を受けられるから大丈夫。
万が一に備え、常備薬を用意しておきましょう。
用意し忘れると、以下のようになるかもしれません。
・受験当日にひどい腹痛で、さらに家の常備薬もちょうど切らしていたため、両親に薬を買いに走ってもらったりして受験当日の朝からとても慌ただしいことに。(職員)
常備薬はある程度ストックを置いておきましょう。
また、特に体調に関しては敏感になっておくべきです。
過度に乾燥した状態の部屋で寝てしまい、翌朝喉を痛めてしまうこともしばしば。寝るときは、きちんとリスクヘッジできるように!
・試験当日に体調を崩してしまった。(卒業生)
体調不良の場合は『受験上の注意』の健康状態チェックリストを確認し、無理をして受験をせず、追試験の受験を申請しましょう。詳細はこちらから。

■会場へのアクセス・交通経路
⑤自分の試験会場を確認し、問い合わせ大学の電話番号を登録しておく
⑥交通経路を確認し、予め乗換案内等で検索して複数経路を確保しておく
試験当日に電車が遅延した!結局遅刻して心臓に悪かった。(職員)
焦らず慌てず、受験票に記載されている「問い合わせ大学」へ連絡し、試験場へ向かいましょう。
事件事故や災害といったトラブルで遅れてしまいそうな場合は、対応してもらえます。
むしろ焦って事故に遭わないように落ち着いて試験場へ向かいましょう。
無事にたどり着くことが大切です。
遠方のキャンバスで、駅からのバスで車酔いした。(卒業生)
自分の体質を知っておくことも大切です。
車酔いをしやすいのか、酔った場合はどうするのか、把握しておきましょう。
■「数学Ⅰ」か「数学ⅠA」か問題
⑦受験票で受験科目(≠教科)を確認する
⑧試験開始直後にまず問題数・ページ数の全体を把握する
・数学ⅠAを解くつもりが数学Ⅰを解いてしまって大焦り。幸い問題が被っていたのでなんとか間に合った。(インストラクター)
・前年までに比べて問題数が増えていたことに気が付かず、普段通りの時間配分で問題を解いてしまい、大問一つ全く解かずに試験が終わってしまった。(インストラクター)
・昨年と問題数が異なり、最終ページがあることに気づかず、終盤に慌てて解くはめになった。(卒業生)
抜かりなきよう、よろしくお願いします!
未来の受験生諸君は、日ごろの模試受験などの時点で気を付けるようにしましょう。
■本当に準備完了?
共通テストの実施者である大学入試センターから、
「試験当日の所持品チェック欄」が公表されています。
(『受験上の注意』の詳細はこちらから。)
必ず確認しておきましょう。

最後に
上記を確認できたら、準備は「万全」です。
受験生の皆さんが自身の成果を発揮できるよう、幸運を祈っています。