リベラル書籍紹介#20『平和をつくる(『世界』岩波書店 1966年9月号)』小田実
この連載ではY-SAPIXのオリジナル科目「リベラル読解論述研究」で使用した書籍について、担当する職員が紹介していきます。
今回は、高校生8月期・夏期で使用した『平和をつくる(『世界』岩波書店 1966年9月号)』です。
小田実は戦後を代表する評論家で、自らの戦争経験から「難死の思想」や「人民の安保」といった独自の思想を育ててきた知識人としても有名です。授業では、小田の平和観を丁寧に読み解きながら、小田の思想が、今私たちが生きる混沌とした国際社会の指針になりうるのか、論点