2023年度 大阪大学(理系)・数学
〇概評数学は一昨年から易化傾向が続いていましたが、今年は完答しやすい問題が少なく、難化しました。計算量も増加し、高い計算力が問われる阪大数学の特徴がはっきりと現れています。
例年は微積分が2~3題ほど出題されていますが、今年は1題のみでした。さらに、昨年は幾何的な出題が「複素数平面」の1題のみであったのに対し、今年は「ベクトル」と「図形の方程式」の融合問題が2題出題される、図形色の強いセットでした。なお、場合の数・確率からの出題は3年ぶりです。
第1問「メルカトル級数」と