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英語の部屋

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英語に関する情報を発信しております。受験生・保護者様・学生・社会人・教育関係者の方々など、多くの方々にとって気軽に読めるをコンテンツを目指しております。改めまして、よろしくお願い…
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#大学受験

英語こぼれ話#10 英和辞書の使い方A to Z(上級編)

英語こぼれ話#10 英和辞書の使い方A to Z(上級編)


みなさん、こんにちは。
前回の記事である「英語こぼれ話#9 英和辞書の使い方A to Z(初級編)」に引き続き、今回は「上級編」をお送りします。
 
前回は、品詞の判別によって辞書を引くスピードは速くなる、というお話をしました。

ここからは、「品詞の理解」などの英語の基礎はすでに習得できている人向けに、英和辞書によってさらに英語の力をアップさせるための情報をお伝えします。

皆さんは英和辞書を

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英語こぼれ話#9 英和辞書の使い方A to Z(初級編)

英語こぼれ話#9 英和辞書の使い方A to Z(初級編)

最終更新日:2024年5月31日(金)

皆さん、こんにちは。
今回の記事は、この春から高校生になった皆さん、または「英語の成績を伸ばしたい!」と考えている高校生の皆さんに向けた内容です。
突然ですが、以下の英文を読んでみてください。

もしも、「この文を日本語に訳してください」と言われたら、あなたは訳せますか?
もちろん、「なんとなく」どのような意味なのか、ということはわかる人もいるでしょう。

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英語こぼれ話#8 Victorian ageって何のこと?~英語長文に登場する歴史用語まとめ~

英語こぼれ話#8 Victorian ageって何のこと?~英語長文に登場する歴史用語まとめ~

みなさん、こんにちは。

大学入試で出題される英文には専門的な内容のものが多く、その中では見慣れない難しい用語が使われていることもあります。

例えば、私が先日読んだ英語の長文問題の中に、「the Victorian age」という用語が(注釈なしで)使われていました。

「age」という単語からもわかるように、この言葉は、日本でいう「平安時代」や「江戸時代」のような時代区分を表す言葉です。日本人

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英語こぼれ話#3 三人称単数のthey

英語こぼれ話#3 三人称単数のthey

みなさん、こんにちは。

前回までは単語の語源の話をしてきましたが、今回のこぼれ話のテーマは代名詞です。人称代名詞(I / my / meなど)を学習した生徒であれば、中学1年生でも理解できる内容ですので、ぜひ最後までお付き合いください。

■2022年度東大入試今年の東京大学の英語(第5問)の最後の内容一致問題に以下のような注意書きが記されていました。

「なお、以下の選択肢においてtheyおよ

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英語こぼれ話#2/クワトロフォルマッジから検疫につながる

英語こぼれ話#2/クワトロフォルマッジから検疫につながる

みなさん、こんにちは。

前回は、「多義語subject」について紹介しました。このnoteというプラットフォームを利用させていただき、この「英語こぼれ話(えいご・こぼれ・ばなし)」において、教材編集や授業でもっと語りたい!と思っていることのこぼれ話を、中学生・高校生の皆さんの学習にひょっとしたら役立つかもしれない英語のお話を、少しずつ伝えていきたいと思います。

「なんとなく似てる!」が大切な気

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英語・こぼれ話#1/多義語subject

英語・こぼれ話#1/多義語subject

みなさん、こんにちは。

Y-SAPIX英語科で中高生のみなさんと一緒に日々の授業を楽しんでいる者です。テキストでは紙面の都合で、日々の授業では時間の都合で、語るべきことを厳選しています。しかし、今回の「英語こぼれ話(えいご・こぼれ・ばなし)」では、教材編集や授業でもっと語りたい!と思っている”こぼれ話”を、中学生・高校生の皆さんの学習にひょっとしたら役立つかもしれない英語のお話を、楽しく伝えてい

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大学入試英語で問われる表現力や記述力
~「添削」のフル活用で実力アップを~

大学入試英語で問われる表現力や記述力 ~「添削」のフル活用で実力アップを~

大学入試だけではなく、英語外部検定試験でも出題される英作文問題では、表現力・記述力を含めた総合的な英語力が問われます。しかし、明確な正解がないため、自分だけで対策するには限界があります。そこで、確かな実力を付けるために役立てたいのが「添削」です。ここではY-SAPIXにおける英語の添削指導の特長とその効果的な活用法などについて、英語科の北川貴志と荒木武伯に語り合ってもらいました。

添削は授業の重

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英語の「多様性」で変わる大学入試

英語の「多様性」で変わる大学入試

入試制度は2年で別物に現在の日本の入試制度は2年たてば別物になります。英語を取り巻く変化は、それほど大きなものです。例えば中学入試では、2021年度から一般入試で英語を入試科目として導入する中学が首都圏で140校を超えています。また、東京都では2022年度に英語スピーキングテストが中3生を対象に導入され、2023年度の都立高校入試からその結果が活用される予定です。そして、大学入試では立教大学など複

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学習指導要領の改訂で英語学習はどう変わるのか 第3回

学習指導要領の改訂で英語学習はどう変わるのか 第3回

こちらの記事は「学習指導要領の改訂で英語学習はどう変わるのか」の第1回、第2回の続きです。

日本を取り巻く国際的な状況の変動を背景に、学校教育における英語教育改革が加速しつつあります。環境が大きく変わろうとする中、これから求められる英語力とはいったいどのような力なのか、高校受験のSAPIX中学部から大平聡介先生、大学受験のY-SAPIXから北川貴志先生の、それぞれ英語科講師が、英語教育の「現在」

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学習指導要領の改訂で英語学習はどう変わるのか 第1回

学習指導要領の改訂で英語学習はどう変わるのか 第1回

日本を取り巻く国際的な状況の変動を背景に、学校教育における英語教育改革が加速しつつあります。例えば、2020年度(2021年1月)からは「大学入学共通テスト(以下、共通テスト)」が導入され、高い読解力やリスニング力が問われるようになります。

また、今年度から小学校では新学習指導要領がスタートし、小学5・6年生において英語が「教科」になりました。来年度以降は、中学校や高校でも順次、新学習指導要領が

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学習指導要領の改訂で英語学習はどう変わるのか 第2回

学習指導要領の改訂で英語学習はどう変わるのか 第2回

こちらの記事は「学習指導要領の改訂で英語学習はどう変わるのか 第1回」の続きです。

日本を取り巻く国際的な状況の変動を背景に、学校教育における英語教育改革が加速しつつあります。環境が大きく変わろうとする中、これから求められる英語力とはいったいどのような力なのか、高校受験のSAPIX中学部から大平聡介先生、大学受験のY-SAPIXから北川貴志先生の、それぞれ英語科講師が、英語教育の「現在」と「今後

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