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東大合格まで6年間の成績推移 ―Aさんのケース―

東大に合格したY-SAPIX卒業生、Aさんをモデルとして、在籍中の成績推移と6年間の指導の一部を紹介します。


東京大学文科Ⅱ類合格
2024年3月卒業 Aさんのケース

中高一貫・中学1~3年

中高一貫校に合格したAさんは、中1でY-SAPIXに入室して、英語・数学・リベラル読解論述研究の3科目を受講。多忙な学校との両立を図りながら、中2よりY-SAPIXの校内実力模試を受験しました。

※リベラル読解論述研究…課題書籍を題材に精読、討論、小論文作成を行うY-SAPIXのオリジナル科目。

日々の習熟度とその応用力が試されるY-SAPIX校内実力模試では、偏差値60程度を第一目標としたいところです。

Aさんの場合は、英語と数学が好調のまま推移しましたが、中3の2月時点で数学が偏差値50にまで低落しました。

中高一貫校の生徒であれば、6年間の中で中3・高1の時期はどうしても「中だるみ」に陥りがち。Aさんは、この時に感じた悔しさをバネに、高1以降には見事に巻き返しを図り、高2・高3の模試では英語・数学・国語の3教科で偏差値60以上を維持することができました。

高校1~3年

東京大学を含め、全ての国公立大学は「大学入学共通テスト(以下、共通テスト)」の受験を必須としていて、文系であれば地歴公民2科目と理科1科目(基礎2科目)、理系であれば理科2科目と地歴公民1科目の学習が欠かせません。

とはいえ、6教科8科目の学習を闇雲にやるべきではなく、講師スタッフと時に相談しつつ、計画的に課題をクリアし、弱点を克服していくことが重要です。

Aさんの場合は、高1の3月にSAPIX YOZEMI GROUP模試の「第2回 全国高2共通テスト模試」を受験して、早い段階で共通テスト形式の問題に触れられたことが、その後の学習方針を定めることに大きく影響しました。

高2の1月には、得意な数学に比べて低調であった英語・国語も巻き返し。また、高2から日本史・世界史の講座を追加して受験対策を本格化。元から歴史が好きだということで、共通テストレベルの問題は難なくクリアできました。

その一方で、物理基礎は失速。高2の末の時点で、全範囲の単元学習をも終えていなかったということもあり、高3の6月末日を目途に共通テストレベルを完璧にするよう指導が入ります。本人が危機感から動きだした結果、物理基礎の得点率は高2の末時点で約55%でしたが、試験本番では必達水準である100%をクリアしました。

9月。2次試験でも用いる国語では、古文・漢文の語句・句法分野の復習が甘いことが発覚。大問の解く順番にも気を遣いながら、引き続き授業内でも演習を積んでいきます。

そして、試験本番では今までの全ての模試の総合得点を上回る得点率91.3%を達成しました。

高校3年 入試直前期

Aさんの場合、2次試験対策は国語と日本史に苦戦していましたが、持ち前の軌道修正力を活かして成績を上げていきました。2次試験本番の得点と約1年前の模試の点数を比べると、国語は約1.6倍、日本史は約4.9倍まで上昇しました。国語や日本史では、過去問演習と答案の添削を繰り返し受け、自身の答案ではなぜ加点が入らないのか?何が不足しているのか?を追求しました。

世界史の大論述対策の際には、「副詞節を盛り込み過ぎて一文一文が冗長になり、その結果として、主語(視点)が都度流転してしまっていて、文意が論理的に伝わらない文章になっている」という指摘を受け、次回からは「一文に込める要素を2つまでに抑えて書いて」みることにしました。

数学は高3の11月時点で東大模試特有の解きにくい問題に苦しみましたが、引き続きY-SAPIXの数学を受講し、後期のカリキュラムで実施されているテストゼミを継続的に活用して、立て直しました。

英語は高2の12月中までに基礎事項を完成できた点がアドバンテージとなりました。東大対策では自由英作文に苦戦しましたが、自分の言いたいことだけを書いてしまう癖があり、この点を講師より指摘され、徐々に改善していったことで、本番でも目標点をクリアすることができました。

Aさんの合格ポイント

  • Y-SAPIXの添削指導をうまく活用して、学習ルーティンの中で日々実践し続けたこと。

  • 模試の結果に一喜一憂せずに、失点の原因を講師スタッフとともに冷静に分析、課題をクリアするための計画を立てたことで、着実にステップアップを重ねたこと。

  • そして、全ての科目を通して「学ぶことが楽しい」と感じていて、問題を解けたことや思い通りに答案を書けたことに喜びを抱くような、素直な生徒でした。本当によく頑張っていました。

東大2次試験では柔軟な思考力と正確な論述力が求められますが、どちらも一朝一夕で身に付くものではありません。その養成には時間がかかります。

Y-SAPIXが選ばれている理由

中高一貫校にお通いの中学生および全国の高校生が通塾するY-SAPIXでは、難関大学の現役合格を実現するために必要なハイレベルの授業を実施しています。

高3生は、年間約50回の授業の中で多くの記述(論述)問題に取り組み、講師による添削→復習を繰り返します。そして、講師スタッフは生徒と対話をする中で一人一人の個性を見極め、性格や状況に合わせた柔軟な指導を徹底しています。

こうした対話重視の授業と親身な指導、そして本人の努力が実を結び、多くの生徒たちが東京大学や医学部をはじめとする難関大学への現役合格を果たしてきました。

Y-SAPIXの双方向授業と添削指導を通じて、現役合格を確かなものにしていきましょう。

※画像提供(見出し画像):PIXTA


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