教科書を丸暗記はダメ?「3000時間」を乗り切る!先輩から聞いた7つの学習法
学校のテスト対策で一夜漬けをして良い点数は取れたものの、その場しのぎで後から困ったことはありませんか。また、教科書を何度読んでも覚えられず、困っている受験生はいませんか。
この記事では、
・教科書や参考書の内容を暗記してはいけないのはなぜか?
・必要なところだけ、効率よく「暗記」する方法
をお伝えします。
教科書や参考書の暗記はよくない?なぜ?
教科書や参考書の暗記がよくないと言われるのはなぜでしょうか?
①センター試験から共通テストへの変更
大学入試の関門ともいえるセンター試験が、2021年度入試から共通テストに変わりました。
共通テストの開始に伴い、一部の科目では出題傾向の変化が見られています。例えば、国語や地歴公民では、複数のテキストや図表を組み合わせて解答を導き出す問題などが新たに追加されました。これは単純な「知識」よりも「思考力・判断力・表現力」を試すような問題にシフトしてきているということです。
教科書を丸暗記しても、このような能力を身に付けるのは難しいでしょう。
②中高6年間の授業時間は合計で●●時間?
中高6年間の授業で学ぶ内容はあまりにも膨大です。
中学の主要5教科(国語・数学・英語・理科・社会)の授業時間を計算すると、3年間で約1,600時間にものぼります。
一方、高校はというと、学校によってカリキュラムは異なりますが、卒業までに必要な単位だけでおよそ2,000時間以上、共通テストで出題される科目・範囲だけに絞って授業を受けたとしても、最低で1,400時間以上になります。
どんなに記憶力の良い人でも、これらの時間を暗記だけで乗り切ろうとするのは無謀といえるでしょう。
③ただ暗記するだけではつまらない
教科書の内容を覚えることだけが目的になってしまうと、学ぶという本来の楽しみがなくなってしまいます。
学ぶということは、昨日までの考え方をリセットして新しい自分に生まれ変わることです。新しい知識が増えると、世界の見え方が少しずつ変わります。
どうせ学生でいるうちは勉強しなければならないなら、その楽しみを味わいながら勉強したほうが、自分の心の変化や成長も感じられて面白いはずです。
「じゃあ、暗記に頼らない勉強法って?」と思う人がいるかもしれません。そんな人は、知識を体系的に覚えることを意識しましょう。
単語を覚えるときは単語の意味だけでなく、その背景や類語などの周辺知識も一緒に覚えてしまいましょう。関連する情報が多ければ多いほど、脳は忘れにくくなります。
必要なところだけ、効率よく「暗記」する
とはいえ、教科・科目によってはどうしても暗記が必要になる部分が、多かれ少なかれ存在します。
英語はある程度語彙を身に付けなければ文法のステップに進めませんし、化学式を扱うときに元素記号をいちいち調べるのは面倒です。
では、難関大学に現役合格した先輩たちはどのように暗記していたのでしょうか?
東大・京大・医学部・難関大学現役突破塾 Y-SAPIXの卒業生たちに聞いてみました。
教科書を眺めているだけはダメ!必ず書いて手を動かすようにした。
英単語は単語カードを作り、毎日目に触れるようにした。複数の意味を一緒に覚えるようにした。
通学中の電車などスキマ時間を活用した。
古文単語は語呂合わせでおぼえた。
実際に声を出して音読した。眠気覚ましにもなり一石二鳥。
毎週、塾でオリジナルの単語テストを作ってもらった。
徹夜をしない!記憶として定着させるためにはきちんと睡眠を取ることが大切。
先輩たちのコメントで多かったのは、ただ眺めるだけでは頭に入らない、手や口を動かして覚える!という意見でした。
あくまでも暗記した知識はツールであり、大切なのは自分の頭を使って考えることです。
「なぜそうなるのか?」という問いに「教科書に書いてあったから」と答えるのではなく、自分の言葉で論理的に説明できるようになれば、大学受験も共通テストも怖くなくなるはずです。
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