2021年度早稲田大学入試分析
新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として厚生労働省首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。またコロナワクチンに関する情報は首相官邸のウェブサイトをご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。
見出し画像

2021年度早稲田大学入試分析

難関大入試を突破するには、相応の学力とともに、入試情報を把握しておくことが重要になります。ここでは早稲田大学の2021年度入試の概要、2022年度入試の変更点などについて見ていきましょう。

早稲田大学概要

早稲田大学は1882年「東京専門学校」として現在の地に大隈重信によって創設され、1902年、大学への昇格を機に現在の「早稲田大学」という名称になりました。その教旨として「学問の独立」「学問の活用」「模範国民の造就」の3つが掲げられています。

2012年11月には、創立150周年を迎える2032年に早稲田大学のあるべき姿(ビジョン)を思い描き、その実現に向けて13の核心戦略とそれを実現するための具体的なプロジェクトおよび数値目標を提示した「Waseda Vision 150」を策定し、「世界のWASEDA」の実現を目指しています。

「Waseda Vision 150」の13の核心戦略の中の「入試制度の抜本的改革」では、学部ごとに積極的な入試改革に取り組んでいく姿勢を明確にしています。また数値目標の1つ、「50人以下の授業を85%、20人以下の授業を50%」は2018年度の段階で既に達成されており、学部学生数が約4万人という大規模校でありながら、近年では少人数クラスによる教育が推進されています。

2021年度一般選抜・共通テスト利用選抜の状況

2021年度入試は私立大学全体の一般選抜・共通テスト利用選抜の志願者数の大幅な減少が特徴的でした。その要因として、コロナ禍による地元志向、併願校数減、相対的に併願校数の多い既卒生の減少などが考えられます。また、共通テストを積極的に利用するなど大幅な入試変更を行った大学で志願者が減少したケースも見られますが、早稲田大学は主にそれに該当します。

早稲田大学の一般選抜では共通テストの受験を必須とした政治経済、国際教養、スポーツ科学部で大幅に志願者が減少し、政経が選択不可となった社会科、人間科学部も減少した一方、共通テストのみ方式を実施しなかった商学部は横ばい、文化構想、文学部は志願者が増加しました。 

文化構想、文学部では、2017年度に開始した英語4技能テスト利用型で今年度も大幅に志願者を増やし、文化構想学部では昨年比約50%増で実質倍率7.4倍、文学部は同じく約60%増で9.2倍と、年々高倍率になっています。2021年度は商学部で新たに英語4技能テスト利用型を導入しましたが、実質倍率が3.2倍と志願者は多くありませんでした。しかし、文化構想、文学部も導入初年度は認知度不足などにより実質倍率が2倍にも達していなかったことを考えると、今後の動きが注目されるところです。

一般選抜の合格者数は、正規合格者数、補欠者発表数、補欠者合格者数のいずれも昨年度を上回りました。特に補欠者合格者数が昨年度比155.7%と大幅に増加し、合格者数の合計でも昨年度比110.6%と大幅に増加しました。その結果、志願者数の減少もあって実質倍率は昨年度の7.0倍から6.0倍まで下がりました。今年度は選抜方法を変更した学部を中心に歩留まりが読みにくかったことが補欠者発表数、補欠者合格者数の増加の一因と見られます。

共通テスト利用選抜では、共通テストのみ方式を実施する5学部のうち、法、社会科学部では志願者が増加しています。共通テスト利用を廃止した商学部からの流入が一因と見られるほか、共通テストのみ方式を廃止した国際教養、文化構想、文学部からも一定数が流入したと考えられます。

共通テスト利用選抜では補欠者は出していません。2021年度は実質倍率が4.3倍と低下し、7倍以上となる学部がないなど、比較的落ち着いた入試となりました。

2022年度一般選抜について

2022年度入試における一般選抜の選抜方法変更点は以下の通りです。

・文化構想学部:募集人員 430名→370名(60名減)
・文学部:募集人員 390名→340名(50名減)
・人間科学部[共テ+数学方式]:個別試験の配点 560点→360点

文化構想学部、文学部ともに10%以上募集人員が減少しますので注意が必要です。

2023年度以降の教育学部一般選抜改革について

2023年度以降の教育学部の一般選抜について、大幅な変更が公表されています。その概要は、以下の通りです。

①現行の2⽅式(⽂科系[A⽅式]、理科系[B⽅式])に加え、「共通テスト+一般[C方式]」および 「共通テスト+⼀般[D⽅式]」を新設
②新設するC⽅式は、共通テスト5教科7~8科⽬と、学科ごと(理学科は専修ごと)の個別試験を組み合わせたものとし、共通テストの得点による第1段階選抜を⾏い、その合格者のみが個別試験を受験できるものとする
③⼀部専修で新設するD⽅式は、共通テスト3教科5科⽬と個別試験を組み合わせたものとする
④A~D⽅式は併願することができない。いずれも2⽉19⽇に試験を実施する

C⽅式、D⽅式の新設にあわせ、既存のA⽅式、B⽅式についても一部変更があります。

早稲田大学の学科、専攻、専修によって方式が様々になりますので、志望者は必ずHP等で確認してください。

個人で調べることが大変であれば、Y-SAPIXにお任せください。Y-SAPIXでは大学受験の塾として、しっかりと生徒一人ひとりの志望校に合わせた情報を提供させていただきます。

この記事が参加している募集

note新エディタ

Y-SAPIXの双方向オンライン授業iClassで大学受験対策! 運用5年の実績で安心です。

難関大学の現役合格を目指す、高校生と中高一貫校に通う中学生のための進学塾、Y-SAPIX(ワイサピックス)です。 最新の大学入試情報などの大学受験に関わることや、大学紹介、勉強方法などを発信していきます。