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夏休みの宿題はいつやる?去年は「コツコツ派」が躍進!

皆さんは夏休みの宿題をどのように進めていましたか?

毎日コツコツ派もいれば最終日に一気派気が向いたとき派終わらない派、そもそもやらない派、中には夏休み前に終わらせる派など様々な流派があります。

SAPIX YOZEMI GROUPの卒業生を対象に例年実施しているアンケートを調べていると、比較的別の派閥に移りやすいながらも、全体で見ればそれほど割合に変化の無かったこれらの派閥が、昨年は大きく入れ替わりがあったことが分かりました。

詳しく見てみましょう。

気が向いたときにやる派が多い例年

画像1学校の宿題はいつ頃、どのように取り組みましたか。(2019年、n=921)

2019年のアンケートでは全学年の合計で、気が向いたとき派が31%、次に毎日コツコツ派が26%最終日に一気に派が23%夏休みの初め頃に派が11%でした。

学年ごとに見てみると、毎日コツコツ派は学年が上がるにつれ減少し、他の派閥に転向していくようです。

一方で最終日に一気に片付ける派は学年が上がるごとに増え、高1でピークに達し、3割弱を占めるようになるようです。

また、終わらない派が徐々に伸びているのも気になるところです。

毎日コツコツ派の躍進!

画像2学校の宿題はいつ頃、どのように取り組みましたか。(2020年、n=930)

さて、2020年を見てみますと、毎日コツコツ派が34%とトップに躍り出ました。続いて気が向いたときに派が32%最終日に一気に派が19%夏休みの初め頃に派が11%でした。

2019年との差を見てみましょう。

画像32019年から2020年にかけての「学校の宿題はいつ頃、どのように取り組みましたか。」に対する回答割合の変化

他派閥が減少、微増の中、毎日コツコツ派が全体でも8ポイントと大きく増加しています。

特に高3生での伸びが18ポイントと大きく高1生以外では10ポイント前後伸びています。

さて、原因は何でしょうか。

言うまでもなく、コロナ禍による夏休みの期間の変更や、環境の変化でしょう。

勉強時間も長時間に変化

画像4夏休み中は、平均して1日どれくらいの時間学習しましたか。
(2019年、n=1009)

画像5夏休み中は、平均して1日どれくらいの時間学習しましたか。
(2020年、n=1050)

画像62019年から2020年にかけての夏休みの学習時間の変化

注:中学生は「5時間以上」の選択肢は無し

一日あたりの平均学習時間も伸びる傾向にありました。特に高3生の伸びが目立ちます

大学受験を控える高3生が、コロナ禍中で先行き不透明であることに加え、大学入学共通テストの初年度であることを不安視したことが、勉強時間の大幅な増加につながったものと思われます。

全学年に共通して言えることとしては、外出を抑える傾向にあったことや、夏休み前の学習に不安があったことなどが考えられます。

こういった状況が毎日コツコツ派が伸びた要因ではないでしょうか。

今年の夏休みはどう過ごす?

昨年ほど先行き不透明では無いですが、今年もまだまだ新型コロナウィルス感染症の流行の影響が続きそうです。

うまく時間を使って、悔いのない夏休みを過ごしましょう。

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