子どもの成長は過去と現在で比較する垂直比較で評価しよう!『男の子の「自己肯定感」を高める育て方』柳沢幸雄
『男の子の「自己肯定感」を高める育て方』柳沢幸雄
(実務教育出版、2019)
著者は元開成中学校・高等学校校長の柳沢幸雄先生(現北鎌倉女子学園学園長)。開成高校と言えば、東大合格者数全国ナンバーワンを誇る都内有数の進学校。
その開成高校の元校長の教育理念は、垂直比較で子どもの成長を評価すること。
「昨日の姿よりも今日の姿に前進があるかどうかが大切である」と。
一方で、垂直比較に対する水平比較(つまり友人との比較、兄弟との比較)は自己肯定感を低下させる原因であると柳沢先生は主張します。
世間の教育論には水平比較が多い中で、開成高校の元校長先生が「子どもには垂直比較を」と主張するところにこの本の面白さがあります。
同著は柳沢先生が開成高校在任中に執筆されたもので、自己肯定感を育む同校のさまざまな仕掛けについても紹介されています。
「最近うちの息子、何だか自信を失っているように感じる」
そんな保護者の皆さんが手にとることで子どもとの向き合い方のヒントが得られる良書です。
▼Y-SAPIXからのお知らせ
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日時:6/27(日) 9:30~10:30
実施方法:オンライン配信
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