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大学入学共通テスト受験マニュアル

今週末(2022年1月15日・16日)に実施される大学入学共通テスト。

去年と変わらぬコロナ禍の大学入試ですが、現役生の皆さんにとっては初めての経験で、多少なりとも不安を感じているはず。「共通テスト2年目は難化するぞ!」と周囲から言われて、必要以上に緊張している人もいるかも。 

そんな全国の受験生に”エール”を込めて、これまで塾に通う生徒・保護者様向けにお配りしていたマニュアルを、今年はnoteに公開することにしました。このマニュアルの最大のポイントは「本番2日目の夜」にあります。ちょっと長いですが、勉強の合間に読んでみてください。できれば、身近な人と一緒に確認してみるとよいでしょう。

それでは、はじめます。

持ち物チェックリスト

《必須》
・受験票(写真を必ず貼っておきましょう。試験会場も再確認)
・お金(非常時、タクシーを使えるよう多めに)
・筆記用具(シャーペン、鉛筆5~6本《H・F・HBに限る》、プラスチック消しゴム2個、シャーペンの芯、鉛筆削り)
・食べ物、飲み物(手軽に栄養補給ができるもの)
・時計(デジタルも可。スマホは禁止。時計がない試験会場がほとんど)
・ティッシュ
・ハンカチ
・トラブルの際の緊急連絡先
・強い心!(これが一番大事)
《あると便利&安心》
・膝かけ(足元はかなり冷えます) 
・カイロ・手袋
・常備薬
・お守り
・眼鏡(コンタクトの人は替えのコンタクトも) 
・目薬
・予備のマスク
・折りたたみ傘
・音楽プレイヤー(いつもの音楽で平常心♪ ただし試験前は電源OFF)
・電子辞書(何かを調べたくなったときに)
・これまでの模試やテキストの「見直しノート」(教科書や参考書を何冊も持ち込むよりも効果的!)

試験前日

インシデントレポートと重複もありますが、大切なことなので確認してみてください。

◆手洗い・うがい・マスクで徹底した健康管理を。
◆朝型の生活リズムを崩さないように。勉強は早めに切り上げて。
◆試験前日はうどんなど消化の良い食事を。ゲン担ぎのカツ丼はお早めに。
◆緊張をほぐす方法を復習しておきましょう。(ゆっくり手をグーパーグーパーさせる/肩をあげてストンと落として深呼吸/にっこり笑う)
◆常にポジティブな思考と発言を心掛けましょう。「ミスしたらどうしよう…」と思うかもしれませんが、それを口に出さないように心がけるだけでも、無駄に緊張することを避けられますよ。
◆眠れないときは、ホットミルクを飲むとよく眠れます。どうしても緊張して眠れない時は、横になっているだけでも身体は休まります。周りの受験生も緊張しています。あなただけではありません。緊張するのは今まで努力してきた証です!
◆試験会場までの経路を事前に調べておきましょう。電車が止まった時のために別の経路も調べておきましょう。ちなみに、路線バスは満員で乗れなかったり、交通渋滞がひどくて遅延したりすることもあります。その辺りも想定しておきましょう。
◆天気予報で試験当日の天気を確認。悪天候が予想されるときは早めに家を出ましょう。
◆前日の夜のうちに持ち物の点検を。チェックリストを活用しましょう。
◆当日の昼食の手配を。昼休みにお昼ごはんを買いに行くのは難しいので、お弁当を作ってもらうか、おにぎりやパンを事前に購入しておくとよいでしょう。(会場に向かう途中のコンビニなどで買おうと思っているあなたへ。同じことを考えている受験生もいますから、ふだん食べているものが売り切れているかもしれませんよ)
◆大学入試センターから大学入学共通テスト「受験上の注意」が発表されています。最終確認をしましょう。

独立行政法人 大学入試センター 令和4年度試験情報

試験当日

≪試験開始まで≫
◆温度調節が可能な服装で行きましょう(暖房が効いていない教室も多いです。しかし試験が終わった直後は暑いです。英字や漢字がデザインされた服はカンニングを疑われるのでNGですよ!)
◆心配性の人は荷物の点呼をもう一度。身近な人と一緒にやるといいかも。
◆試験会場に余裕を持って到着できるように、早めに家を出ましょう。
◆会場に着いたら、まずトイレの場所を確認しましょう。
◆教室に着いたら、机に出しておけるものを出しましょう。(鉛筆、消しゴム、鉛筆削り、時計、眼鏡、ハンカチ、ティッシュ、目薬)
◆試験開始前に、スマホの電源を必ず切りましょう。目覚ましは電源が切れていても鳴ります。必ず解除しましょう。試験中に鳴ってしまうと、試験官にカバンごと会場の外へ誘導されます。

≪いよいよ試験が始まります≫
◆試験監督入場、問題冊子・マークシート配布・試験監督の注意事項を説明する時間は教室内が静まりかえり教室中に緊張が走ります。前日までに復習しておいた「緊張をほぐす方法」を実践してみましょう。
◆試験開始の合図があったら、まずは受験番号や氏名を記入しましょう。問題冊子には複数の科目が綴じられていますから、受験しない科目の最初のページに大きくバッテンをつけるとよいですね。 
◆模試や自習時よりもマークするのに慎重になりすぎず、いつも通りに。
◆次の大問に移る際に、ここまでの解答番号とマークの位置を確認しましょう。
◆地歴公民や理科の2科目受験の科目と科目の間には、トイレなど原則行くことできません。直前の水分補給は控えめに。
◆休憩時間は次の科目のためのウォームアップに専念。立ち上がって体をほぐしましょう。音楽プレーヤーで周囲の雑音を遮断して集中するのも◎
◆昼食は腹八分で。食べすぎると眠くなり集中力が途切れてしまいます。
◆休憩時間にチョコレートや飴を口に入れるとよいです。(ふだん間食をしていない人はいつも通りで大丈夫です)
◆飲み慣れていない栄養ドリンクなどを摂取するのは避けましょう。

≪1日目が終わったら≫
◆試験監督から、2日目の確認や大事な変更点などのお知らせがあることも。しっかり話を聞いておきましょう。
◆友達と試験の話はしないように。どうしてもおしゃべりしそうなら、「帰りは別々に帰ろう」と約束しておくのも一案。2日目に意識を向けることが何よりも大事です。
◆模試のとき以上に疲れてしまう人が多いです。勉強は最低限で済ませましょう。
◆シャワーで済ませずに、湯船浸かってゆっくり疲れをとってください。湯冷めしないうちに早めに寝ることも大切です。

≪2日目の夜がポイントです!≫
◆英語長文を音読したり、冬期講習のテキストの解きなおしをしたり、2次試験モードに切り替えることに集中してください。
◆自己採点は翌朝学校で行えばいいのです。どうしても気になってしまうでしょうから、問題冊子を家の人に預けたり、玄関のポストにいれておいたりしてもいいでしょうね。
◆翌日自己採点をしてみて、点数が良ければそれを力にかえて、驕らずに地道に勉強をしてください。思ったような点数がとれなくても、2日目の夜から気持ちを切り替えてるので大丈夫(翌日からの切り替えでも良い)。

現役生は2次試験当日まで成績がまだまだ伸びます!自分を信じてがんばりましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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