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\医学部進学フォーラム 2023 東京 開催/に今年も参加します!

来る2023年7月17日(月・祝)、全国の医学部と予備校が集う一大イベントが開催されます。

その名も「医学部進学フォーラム2023」。
Y-SAPIXも、受験対策セミナー・ブースでの個別相談を実施します。

〇受験対策セミナーについて

「データでみる医学部入試~最新入試データを分析 医学部入試の現在を知る~」というテーマで講演を行います。時間は午後の部(13時45分 ~ 14時15分)で、午後パートでは最大定員数でお送りします。

〇個別相談ブースについて

Y-SAPIXブースでは、経験豊富なY-SAPIX職員と、現役の医学部生が常駐しており、皆様のご質問にお答えします。実際に医学部受験を乗り越え、現役合格を果たした体験談についてもお話します。現役の難関大学生から実際の受験の話を聞ける機会は貴重ですので、是非ともお立ち寄りください!

※ブースを訪問された方には、Y-SAPIXの資料をお渡しします。


■\今年もY-SAPIXが参加します/詳細はこちらから


少しでも参考になればということで、2022年9月20日に刊行された『さぴあ』10月号掲載の「医学部進学フォーラム2022 東京」のレポート記事をご紹介します!

▼詳細は以下をご確認ください。


「医学部進学フォーラム2022 東京」

「医学部進学フォーラム2022 東京」が7月18日(月・祝)、東京都立産業貿易センター 浜松町館で開催されました。このイベントは日本経済新聞社イベント・企画ユニットが主催し、SAPIX YOZEMI GROUPが特別協賛したものです。当日はセミナーと個別相談会が実施されました。

Y-SAPIXがセミナーを開催
テーマは「データでみる医学部入試」

 「医学部進学フォーラム2022 東京」は医学部をめざす高校生、受験生、小中学生とその保護者を対象に開催され、Y-SAPIXでは医学部受験対策に役立つセミナーを実施しました。そのテーマは「データでみる医学部入試」。この春の入試結果を踏まえた各種データを読み解きながら、2021年から始まった大学入学共通テスト(以下、共通テスト)の実施状況、志願者の動向、各大学の個別入試などについて、Y-SAPIX教育情報センターの堅田一郎が細かく分析・解説しました。

セミナー「データでみる医学部入試」の講師を務めたY-SAPIX教育情報センターの堅田一郎

 セミナーはまず、共通テストと、その前身である大学入試センター試験の志願者数の推移の分析から始まりました。そのポイントは既卒生の人数です。医学部入試は力のある既卒生がほかの学部より多いなかで戦わなければなりません。しかし、既卒生の志願者数は、センター試験時代の1995年の19万6000人弱をピークに、2022年は7万7000人弱と、この27年間で12万人ほど減っており、より現役生中心の入試に変化していると解説しました。
 「既卒生が少なくなると、現役生の食い込む余地がより大きくなります。たとえば国公立大学の場合、共通テストによる第1段階選抜を通過すれば、受験勉強が不十分だったとしても、2次試験までの1か月余りの間に巻き返せる可能性がより高くなります」
 続いて、共通テストの平均点について解説しました。大学入試センターでは科目ごとの平均点を毎年公表していますが、国公立大学の医学部を受験するうえで必要な5教科7科目(900点満点)の平均点は公表していません。そこで、理系の生徒が最も多く選択する5教科7科目の平均点を単純比較したところ、今年度は昨年度より50点(5.6%)ほど低下しています。
 「以上から、各大学の共通テストのボーダーラインも、同程度下がっているものと推測できます。こうした平均点の低下は、医学部を志望するレベルの受験生にも当てはまるため、今年度の大学入試はこれまでに例を見ないほど低いボーダーラインの争いのなかで行われたといえます」
 これまでに実施された、2回の共通テストを通じて見えてきたことについては、「出題形式、傾向、問題の分量は来年度以降も踏襲されるのではないか」と分析。「資料分析力などを含めた高度な情報処理能力をつけること、対話文形式の問題に慣れることなどが必要になりそうです」と指摘しました。
 さらに、今後の難易度については、「科目間の平均点の格差は是正されることになる一方、得点率は、センター試験が約6割だったのに対し、共通テストはおおむね5割台前半に落ち着くことも考えられます」と予測しました。
 以上を踏まえた学習法について、次のようにアドバイスしています。「キーワードは『多様』『読解』『基礎』の三つ。総合問題を利用した演習などにより、『多様』な出題形式に慣れること。問題文を速く正確に読み、問われていることを正確につかむための『読解』力を強化すること。そして、『基礎』の定着を徹底すること。共通テストは思考力・判断力・表現力を発揮することが求められますが、その土台となるしっかりとした知識は当然必要だという前提で作問されています。ですから、たとえば公式などは思い出そうとするのでなく、瞬時にひらめくくらいの訓練が必要です。まずは高校の勉強をしっかりやった上で、医学部志望者はさらに発展的な取り組みをしていくことが大切です」

セミナーではどの参加者も真剣な表情で耳を傾けていました

国公立大学の医療系学部は2年連続の志願者増

 今年度入試における国公立大学の一般選抜全体の志願者数は、昨年度に比べ0.9%増で、3年ぶりに増加しました。「共通テストの平均点があれほど下がったのに、国公立大学の志願者数が減らなかったことは驚きです」。前期日程の志願者数を系統別に昨年度と比べると、理系学部、なかでも医療系が人気で、医学・薬学・看護は2年連続で増加しています。
 次に、国公立大学の医学部医学科について、志願者数の推移を見ると、2014年度から2020年度までは減り続けていたのに対し、昨年度はほぼ横ばいに。「そして今年度はやや増え、V字回復とまではいかないものの、U字回復くらいになっているといえます」
 大学別に見ると、入試科目・配点が志願状況に影響を与えたと思われる国公立大学は、滋賀医科、大阪公立、岡山の3大学。一般的には、前年に志願者数が減少したら翌年は増加するという隔年現象が起こるものですが、滋賀医科大学は共通テストで平均点が低かった数学と理科の配点が低く、それが志願者数の増加につながったと考えられます。逆に、数学と理科の配点が高いために敬遠されたと考えられるのが大阪公立大学。また、岡山大学は2次試験のウエートをより高くしたことで志願者数が増えました。
 以上のように、前年に志願者数が減った大学、前年の志願倍率が低かった大学、共通テストで平均点が低下した科目の配点が低い大学、2次試験の配点が高い大学のほか、第1段階選抜を直近で実施していない大学などに志願者が集まりやすい傾向があります。
 このような状況下で、共通テスト後に2次出願校で悩まないためには、「国公立大学志望者は、共通テストで90%(難度がやや高かった今年度の水準なら85%)の得点を目標にしましょう。そうすれば自分の志望大学を変える必要はまず生じませんし、後期日程のチャレンジ権もほぼ獲得できます」
 一方、私立大学の一般選抜全体の志願者数はほぼ横ばいでした。昨年度は14.3%減と過去に例を見ない減少ぶりでしたが、そこからの反動増はありませんでした。系統別の特徴は、国公立大学人気と同様に、不況下に見られる「理高文低」の傾向が見られたことです。医学部に関しては昨年度でも9%ほどの減少にとどまり、今年度はほぼ横ばいでした。

個別相談会には国内外の34大学がブースを出展

 この日、会場にブースを構えて来場者からの相談や質問に対応したのは、32の国公立・私立大学と海外2大学の医学部医学科、さらに医学部受験予備校など。全国の医学部に多くの合格者を送り込んできたY-SAPIXと代々木ゼミナールは共同で隣り合った広いブースを出展し、難関国立大学医学部医学科などに進学した卒業生たちが来場者からの相談に乗りました。このイベントは、医学部受験に欠かせない情報収集の貴重な機会になったのではないでしょうか。

Y-SAPIXと代々木ゼミナールのブースには現役医学生に熱心に相談する参加者の姿がありました

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