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2023年度 一橋大学・国語

〇まずはじめに

2023年度一橋大学
試験問題 100分
国語の占める配点は以下の通りです。
(商学部125/750、経済学部110/790、法学部110/730、社会学部180/820、ソーシャル・データサイエンス学部100/760)

〇第1問 高桑和巳『哲学で抵抗する』

「抵抗」を説明して、哲学が抵抗であることを主張。

問1漢字(書き取り5問)
問2内容説明(30文字)
問3理由説明(40文字)
問4内容説明(50文字)文章全体を踏まえる

〇第2問 馬場辰猪「平均力の説」

自然界でも人間社会でも平均に向かう力が働き、これを妨げるとかえって害が生じることを示して政治上の権力も同様であると主張。

問1語彙(漢語4問)
問2内容説明(30文字)
問3内容説明(60文字)

〇第3問 嶋田珠巳『英語という選択 アイルランドの今』

アイルランドでアイルランド語が使われなくなり英語が使われるようになった経緯を示しつつ、日本でも同様のことが生じる可能性を示唆する。

問 200字要約

〇寸評

第1問と第3問は、文章じたいは平易で分かりやすいものの、指定の字数で必要十分にまとめるのが難しい問題でした。
第2問は、二重否定など漢文の言い回しに慣れていると読みやすいものでした。

〇対策
・日頃から漢字と語句の学習を行い、調べる前に文脈から意味を推測しましょう。
・様々なジャンルの文章を、構造を分析しながら読む練習も必要です。
・過去問演習の際は解答例を見て終わりとしないで下さい。添削指導を受けることで要素を意識した解答をつくれるようになっていきます。入念に自分の解答を吟味していきましょう。


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