見出し画像

【実例付き!】医学部現役合格の夢を徹底サポート「Y-SAPIX医学部コース」、4月スタート

2024年4月、Y-SAPIXでは医学部への現役合格をめざす中学生のために「Y-SAPIX医学部コース」を開講します(※)。中高一貫校生の知的好奇心を刺激する新たなコースの概要と、学習を定着させる効果的なシステムについて、Y-SAPIX教務部次長・国語科教科長の久保明香先生に聞きました。※2024年度は中1生のみ開講

Y-SAPIX教務部次長・国語科教科長 久保明香

Y-SAPIXのノウハウの集大成
学習習慣を維持して現役合格へ

―2024年度からスタートする「医学部コース」はY-SAPIXのノウハウの集大成ともいえるものだそうですね。その狙いや内容についてお聞かせください。
久保 医学部コースを開講する目的は、医学部受験を考えている中高一貫校の中学生に必要な“すべて”を提供することです。医師になるには医学部医学科への入学が必須条件ですが、入試までのプランニングが難しいうえに、中学受験の反動で、それまでの学習習慣が崩壊するケースも想像以上に多くなっています。そこで、Y-SAPIXでは中学入学後の中だるみを回避し、自然に勉強が続けられる環境や、わからないことを気軽に聞けて勉強がおもしろいと思える環境を整え、現役での医学部合格に導きます。

―どのようなプランニングが求められるのでしょうか。
久保 たとえば、先取りしすぎないようにすることです。よく難しい問題を解くことが難関大学に受かる近道と思われがちですが、重要なのは適切な量の問題を解き、内容をきちんと理解することです。がむしゃらに勉強するだけの学習は、効率的とはいえないでしょう。しかも、近年では医学部入試でも学校推薦型選抜や総合型選抜等の割合が高くなりつつありますから、学校の成績もおろそかにできません。必要な勉強を必要なときに必要な分だけする。大切な中高6年間の時間の使い方を間違えないよう、Y-SAPIXがお手伝いするわけです。

―Y-SAPIXならではの面倒見の良さも特長の一つですね。
久保 はい。個別質問を時間で区切ることはせず、生徒が納得するまで教えますし、保護者からの相談にもいつでも対応します。学習記録を共有してメッセージのやりとりもできるアプリ「ラーニング・メモリー(エルメモ)」を活用しながら、塾と家庭との連携も密にしていきます。

3科目のセット受講で
医学部入試の基礎となる力を伸ばす

―受講科目も工夫されていますね。
久保 医学部コースでは英語・数学に加え、Y-SAPIXのオリジナル講座「リベラル読解論述研究」の3科目をセットで受講していただきます。高校で理系科目の勉強に本格的に取り組んだり、問題演習の時間を確保したりするには、早い段階からすべての学びの土台となる国語の力をつけておくことが必要です。その力を鍛えられるのがリベラル読解論述研究で、ほかの医学部受験塾にはない大きな強みになっています。授業では基本的に毎月1冊、厳選された課題図書を読んで討論し、小論文をまとめるのですが、そこで培った力は医学部入試で必ず課される小論文や面接にも生かせます。これまでにY-SAPIXから医学部に進学した生徒のほとんどがこの講座を一度は受講しています。医学部コースでは3年間継続しますので、学習効果はより高くなるはずです。

―面接にも効果が期待できるのですか。
久保 受講生からは「討論した内容を面接で話せた」「訓練を積んでいたのですらすら答えられた」といった声が寄せられています。医学部の面接では、どんな質問にも答えられるよう、より多くの引き出しを持ち、どれを使うかその場で判断する力が問われます。これは治療方針を瞬時に判断しなければならない医師の仕事と共通します。このコースでは将来的に役立つ力を養うこともできるのです。

 授業で遺伝子操作に関する話が出てくれば、専門用語や、「iPS細胞とES細胞の違い」といった周辺情報も教えます。心理学やメディアリテラシーを扱った書籍もラインアップしており、生徒は幅広い教養を身につけられます。

―英語と数学の授業にはどんな特色がありますか。
久保 英語の授業では自分の意見を自由に発信できる“使える英語”の習得を重視しています。みずから書いた英文をもとに、ネイティブ講師とスピーキング練習をするオンライン英会話「Best Teacher」も導入し、英語4技能を伸ばします。数学では、最難関の医学部数学に対する攻略法を、無理なく無駄なく習得できるハイブリッドなカリキュラムと教材を用意しています。問題を解く楽しさを実感しながら、生徒自身が考えて解決策を導き出せる画期的なテキストになっています。ぜひご期待ください。

■数学のカリキュラムについてお知らせ

一人ひとりの達成度を「見える化」
きめ細かく徹底的に学習をサポート

―カリキュラムに組み込まれている「プログレッシブ・トレーニング(プロトレ)」とはどんなものですか。

授業とプロトレのイメージ

久保 前回の平常授業の内容を、次回の平常授業の前に復習するプログラムです(上図参照)。達成目標を毎回設定し、難関大学・大学院に通うインストラクターが担当して、進捗状況に関するコメントや小テストの結果を記入した「コミットメント・レポート」を生徒ごとに作成します。達成度を「見える化」し、毎月ご家庭に配信するので、学習状況を客観的なデータで確認できます。

指導と学習の内容を「見える化」した「コミットメント・レポート」


―個別指導の特典もあると伺いました。
久保 通常、毎月期60分まで無料で利用できる、インストラクターによる「個別学習指導ジム」を、医学部コースでは120分までとしました。プロトレの達成度を見て、明確になった弱点を補強したり、応用問題に取り組んだりして学習内容を定着させますが、個別学習指導ジムには科目のしばりがないので、学校の定期テスト対策や他科目の学習フォローに利用することも可能です。

―少人数制の集団授業に加えて個別指導もあるなど、塾のいいとこ取りができるのですね。インストラクターの役割もかなり大きいのではないでしょうか。
久保 その通りです。インストラクターは生徒たちにとって先導者であり、いちばん身近にいるあこがれの存在でもあります。Y-SAPIXの卒業生も多く、非常に熱心に指導してくれており、勉強に関する質問はもちろん、それ以外のさまざまな相談にも乗っています。自分がめざす道を先に歩むインストラクターを通して将来のビジョンが見えてくれば、その道筋を進みやすくなるのではないでしょうか。現役医学部生も在籍しているので、即効性のある有用な情報やアドバイスが提供できます。また、保護者が直接インストラクターに質問する機会もあります。

―受講したい場合、成績などの条件はありますか。
久保 志さえあれば、誰でも受け入れます。まだ進路が明確ではないという人もいるかもしれませんが、医学部は入試の科目数が最も多いので、もし途中で志望が変わったとしても問題ありません。医学部コースは将来の選択肢を最大化できるので、むしろ進路が決まっていない人にこそおすすめします。

―最後に、保護者の皆さんにメッセージをお願いします。
久保 家庭で集中して必要な勉強に取り組む時間は、生徒自身ではなかなか捻出できません。Y-SAPIXの医学部コースでは学校生活もしっかり充実させつつ、中学生のうちから医学部入試への軌道に乗せ、みずから勉強できる力を育みます。6年後の成果を確実に結びつけていきますので、安心してY-SAPIXに預けていただければと思います。

この記事は2023年11月17日刊行の『さぴあ』12月号に掲載された記事を一部再編集してお届けしました。



Y-SAPIXでは、大学受験に関する情報を発信しております。週ごとの定期配信で、お手軽に情報を入手したいという方は、こちらのボタンから「メルマガ会員登録(無料)」へお進みください!