
受験時に気を付けること
いよいよ1月15日(土)・16日(日)は、大学入学共通テストです。
受験生の皆さん、準備はいかがでしょうか。試験の内容についてはもちろんですが、それ以外の準備も大切です。今回はそんな試験内容以外のところで不意打ちを喰らってしまった先人たちの事例と対処法をご紹介します。
生活リズムは崩さない
受験前日、当日だからといって特別なことはせず、普段どおりに過ごしましょう。普段の生活リズムを大切にしてください。
常備薬はある程度ストックを置いておきましょう。また、今年は特に体調に関しては敏感になっておくべきです。体調不良の場合は『受験上の注意』P.5の健康状態チェックリストを確認し、無理をして受験をせず、追試験の受験を申請しましょう。
受験会場の確認を
自身の受験会場をしっかり確認しておきましょう。他人任せにしてはいけません。可能ならば、実際に試験場まで歩いてみて、道順を確認しておきましょう。遠方の場合は、目印になるようなランドマークを確認するだけでも、安心できるでしょう。
公共交通機関の運行状況には注意しましょう。土日は平日のダイヤと異なる場合があります。また、共通テストの日には臨時のダイヤがある場合もあります。利用する交通機関の情報は事前に確認しておきましょう。
ふだんは問題なくても、試験当日は緊張して会場に向かう途中にトイレに行きたくなることも… 公共交通機関を利用する際は、ダイヤにもよりますが、1~2本早い電車に乗っておくと安心ですね。
時間には余裕をもって試験場に到着しましょう。しかし、早く着き過ぎても問題です。冬場ですから、早く着き過ぎた場合に試験場近くで寒さをしのげる場所があるかも確認しておくと良いでしょう。
電車遅延や事故での遅刻でも慌てない
焦らず慌てず、受験票に記載されている「問い合わせ大学」へ連絡し、試験場へ向かいましょう。事件事故や災害といったトラブルで遅れてしまいそうな場合は、対応してもらえます。(『受験上の注意』P.10)
焦って事故に遭わないように落ち着いて試験場へ向かいましょう。無事にたどり着くことが大切です。
自分の体質を知っておくことも大切です。車酔いをしやすいのか、酔った場合はどうするのか、把握しておきましょう。
混雑しやすいトイレ―まずは場所の確認を
多くの意見が寄せられた話題の一つがトイレの問題です。トイレは混雑しがちです。混まない方が珍しいかもしれません。
試験場に到着したら、まずトイレの場所を確認しておきましょう。
また、試験時間中にトイレに行かせてもらうことも可能です。手を挙げて監督者に知らせた上で指示に従いましょう。(『受験上の注意』P.13) トイレを我慢せずにさっと数分で済ませて全集中で取り組むほうが、冷静に問題に取り組めるかもしれませんね。
試験場や席の場所によって暑かったり寒かったりします。体温調整しやすい服装で。
周りの人への気配りを忘れずに
多くの場合、試験当日は自分だけではなく、周りにも人がいる状態で試験を受けます。必ずしも自分に理想的な状態で受験できるとは限りません。お互いに配慮しつつ、自身のパフォーマンスを保てるようにしましょう。ただし、自分ではどうしようもない場合には監督者に知らせましょう。
最後に
コロナ禍3年目での実施となり、昨年受験した先輩からアドバイスをもらった方もいらっしゃるかと思います。
それでもまだ、受験生には大きなプレッシャーになっているかと思います。
そのプレッシャーを少しでも軽くする為に、事前の準備が大切です。
ここまで度々ご紹介した通り、大学入試センターが『受験上の注意』や公式サイトでトラブル時の対応を記載しています。当日何かがあった時に慌てず対処するためにも必ず読んでおきましょう。
ワクチン接種が進んだとはいえ、再び第6波の入り口に差し掛かっていると報道されています。引き続き、手洗い・うがい・マスクをする・三密を避けるなどの基本的な感染症対策を徹底しながら体調管理に努めていきましょう。
受験生の皆さんが自身の成果を発揮できるよう、幸運を祈っています。
明日は、大学入学共通テストの受験マニュアルを公開いたします。